第24章 花巻・松川(2)
花巻「年下でも、あおいのほーが、先輩になるんだからな~」
『年上の人が後輩って変な感じ~っ。』むー
カタカタ...
今日はなんだか、静かです...
そう。
もうすぐ大きな会社と契約をすることになっている。
そのせいか、大量の資料やら、なんやらを作成したり、稟議書やら、なんや...
あああああ。
私の机もご覧の通り...
稟議書やら、出張申請書...休暇届け...物品購入...
だれだよ休暇届け出してるやつ...
契約書は頭が痛くなるほど山積み。
まあ、私はこれをデータ化して、パソコンで管理するだけ。
言ってしまえば簡単な事なのだ。
まぁまぁ。
そこに至るまでが大変なんだけど...
みんな、違う仕事をしているから教えてくれる人はいないし...独学...最初の半年は本気で死ぬかと...
おかげで今が平和です。
さーて、書類片付けますかねっ。
...
.....
ん?
黄色い...プリント用紙なんか...
書類にうもれた黄色い紙を見つける。
『??なんだろう。』
...
今夜9時に
スカイバーで待ってる
K
...
花巻「ん?どーかしたのか?」
『い、いえ!なんでもないですよ~♪♪』
花巻「??ふーん」
...
K?
かきくけこ?
誰か...
Kのつく人...
誰だろう...
しかもスカイバーって!!
東京高層ホテルの屋上の...
ふぇ~。
お酒飲んだことないから...
行ったことないっていうか...
興味がなかったけど。
...
.....
この机にあったってことは
会社の人かな?
んー!まぁいいやっ☆
あれ?裏があった...
...
君の黒のドレス姿を
楽しみにしているよ。
.....
黒のドレスかぁ。
んー。
一応なにかのためにって
この間及川さんがプレゼントしてくれた!
及川さんってこんなに紳士だっけ??
もっと、こう、
チャラっ☆
って感じだったのに...
これがオトナか...!!
素敵~。
及川「なにー?(笑)俺の事見つめちゃって~☆」