第24章 花巻・松川(2)
花巻「あおい、こっちの書類頼む!」
『はいっ、』
及川「終わったらでいいからコーヒー入れて欲しいな~。」
『わかりましたっ、』
あーあーあーあーーっ!
私は半年で全体的な流れを掴んだあとは
庶務をしていた。
この部屋にいる四人がやらない仕事すべてをやるのが私の役目!
例えば、備品購入とか消耗品とか...
花巻さんと、松川さん、金田一は営業をしている。
及川さんは社長代理なのでいつも書類に目を通しては印鑑を押し...
どんな分厚いものでも、しっかりと目を通す。
尊敬できるひと!!
私の体にも気を使ってくれるっ!!
はぁ、いい人...
それに比べて...
松川さんと花巻さんは...っ!!
はあっ、あれから、だいぶたったというのに...
週に何回か声が掛かる...
休みなのに呼び出したりっ、
もお~...
あ!!コーヒーつがなきゃっ!!
『及川さんっ、どーぞ。』
及川「ん。ありがと。」
ほっ、
一息つこうかな~っ、
んーーっ、、
今日は7月16日(木)
どーやら、明日は新しい人がくるらしい。
誰だろう?
ー木兎光太郎ー
ー赤葦京治ー
なんか、名前的に頭良さそう。
上の人とか、お金持ちそう。
下の人は弁護士っぽい...
仲良くなれますよーに!
及川「ねぇ、ここ。」
『??』
及川「コーヒー飛んじゃった。」
『!しりませんよっ!!』ふふっ、
及川「明日から来る人のネックストラップ作ってくれる?研修生ってカタチで。」
『あ、研修生なんですか?』
及川「そーだよー。彼らは大学生で来年受験生で、インターシップ的な感じ。」
松川「っ的な感じじゃなくて、インターシップだから。」
カタカタとパソコンを打ちながら冷静に突っ込む松川さん。
花巻「ねー、俺もコーヒー飲みたい~」
『ほーい。』
及川「1人は4大でもう1人は3大だよ~。」
『4大?3大?』
松川「4年大学生と3年大学生な。」
相変わらずカタカタとパソコンをしながら...
『ん??!てことは~どっちみち、私の年上なんですね~』しゅん
松川「そんな落ち込むことじゃないだろう。会社なんてそんなもんだぞ。」
及川「そーそー!」