第22章 なんでもお見通し赤葦くん。
女「そいつは関係ないからって...」
鈴菜「はぁっ、赤葦くんしんじらんないっ、あのばか!」
『じゃぁ、あってきたら?私、トイレに行ってる途中だからごめんね~、まったね~。』
はっ、
赤葦京治めっ!!!
関係ないとはどういうことだぁぁっ!!
LINEこないと思ったら
あいつめーーっ!!
女の子呼び出しかっ
え?
やっぱり小さい子がいいの?
それとも
素直じゃないからっ?!
...
.....
トイレを済ませて教室に戻る。
あぁ。だめだこりゃ。
なんのやる気もおきん。
ほっぺたを机にぺったりとくっつけて、
目を閉じる。
鈴菜は、こちらを向いて
赤葦京治馬鹿だのなんだのいってる
うん、馬鹿。
あのばかめ。
上目遣いにやられたか...
上目遣いとかしたことないわっ!
ふん。
目を閉じてるあいだもずっと
そんなことを考えていた。
赤葦「おーい。おきろ。」
『...。』
あ、けーくんの声だ。
だがしかーし。
絶対反応してあげないんだから
赤葦「ねぇ。妬いた?」フフッ
ガバッ
『や、妬いてないしっ!ぜんっぜん!!このばか!』
赤葦「なーんだ。てっきり、俺はなんでLINEしないのかと思ったら女の子かよ。って思ってると思ったけど。」
『ぶっ、!』
お前はエスパーかっ
おもわず、吹いてしまった
赤葦「あぁ、図星?」
『んなわけっ!...ないっ!!!!』
そんなわけない。と言うのは
可愛くないから
そうだよっ、ばか。
って言おうと思った。
けど、
言えなくて...
赤葦「そう。じゃあ、部活の途中にも会う予定だから。言えば浮気じゃないだろ?じゃ。またね。」
『はいはいっ。』ふんっ
あーあー。
なんて可愛くない。
行かないでって
会わないでって
普通の可愛らしい女の子なら言うのかな。
鈴菜「...なんだぁぁあ!こーのーーーーっ!!えいっ!!」
鈴菜がけーくんに、威嚇してる...
可愛いやつ。
あーあ。なんだろう。
やってしまった感がハンパない(笑)