第22章 なんでもお見通し赤葦くん。
鈴菜side
あおいは、鈴菜よりは、可愛くないよっ(笑)
いや、うそうそ。
あおいはね~
身長高いんだ~っ
優しくてね!!
美人か、可愛いかって聞かれたら
ちょっと困る。
オトナっぽい服を着れば
すっごくオトナっぽいし。
可愛いスカートはけば可愛いし...
世にいう一般的に可愛い?
あ、細い。
部活したらあんなに細くなるのかなぁ...?
バレーは太ももが...
って聞いてたのに~。
あおいは
馬鹿には付き合ってくれるし、
鈴菜のわがままも聞いてくれるし...
かっこいいし!!!
男の子はみんな、あおいみるしっ!
憧れ~っ!!!!
『ねぇってば、なに、ニヤニヤしてるの?(笑)』
鈴菜「んーっと、あおいの紹介してた!」
『はい?(笑)』
鈴菜「ほら!今日はテストだよっ!!」
『あ!そーだった!よし、いこっか!』
...
...
.....
テストや、授業も無事に終わりお昼休みが近づく頃。
携帯が気になる...
いつもならLINEでけーくんから、「「会いにいく」」ってくる。
のに。
なに?!
今日は?
どっちどっち~...。
ちょっとドキドキしながら携帯を眺める。
あ。お腹痛いかも。
といれいこーっと。
『鈴菜~?ごめーん、トイレいってくるねー。』
鈴菜「はいはーい!早く帰ってきてよね~♪」
『何かあったらLINEするから~』
ひらひらと、iPhoneをゆらす。
鈴菜「え~っ、じゃあ鈴菜もいくぅ。」
『??おいで(笑)』
鈴菜「うん!!」
ぴょこぴょこついてくる鈴菜。
...
.....
...
ドンっ
『あ、ごめん。大丈夫?』
そこには、
小さくて可愛らしい女の子がいた。
あぁ。キャピキャピしてる感じの。
小さいせいで自動的に上目遣い。
女「あ、」
『ん?』
女「京治くんの...」
鈴菜「彼女だよっ」ひょこっ
んー。鈴菜の方が可愛いかも?
んー?
女「実は今日、京治くんに、呼ばれちゃって...っ」
『へぇ。』
女「彼女さんいるんじゃないの?って聞いたら...」