第22章 なんでもお見通し赤葦くん。
ー部活ー
けーくんと、あの、女の子がきになるぅううううああああ!!!!
おかげで、荒々しい。
いつもより力のこもるスパイク
監督「ハッハッハ!!荒れとるねぇ(笑)そのスパイク、ユースに選ばれるんじゃないか?(笑)ハッハッハ!!!」
コーチ「おいおいっ、あおい!今日は気合入ってんだか、なんなんだか。!でもなっ、お前が気合入りすぎて、1年がびびってんだわ(笑)ハッハッハ!!」
『...ふんっ!...?!?!』
あれ?!けーくん?!?!
あいつめーーっ!!
どこいった...!!!
『コーチ!コーチコーチっ!ちょっと、だけ!!行ってきていいですかっ?!』
コーチ「だめ~。っていいたいとこだけど、今日は特別な~!ハッハッハ!!ナイス気合(笑)ハッハッハ!!」
コーチの豪快な笑い声が響く。
ガッ
木兎「おいっ!赤葦の彼女!!」
『はいっ!!?いま、いそいでるっんですっが!!』
木兎「あいつ!俺になんて言ったと思う?!女の子と会う約束なので少し練習抜けますっつったんだぞ?!みつけたら、なぐっといて!!!!」
木葉「おもいっきし、ぶんなぐっていいぞ~。ほれ。」
そういって、木葉先輩が渡したのはバレーボールだった。
『えーっと、これは?』
木葉「んー。護身用?(笑)まぁいってこいよ(笑)」
『??ありがとうございますっ!!ぶんなぐってきますっ。!』
...
どこだ!!
探すのに一苦労しそうだ...
!!
そうだ!中庭から周りの教室が見渡せる!!
中庭っ!!!
ってぇええええ!!
中庭の木のところに
けーくんであろう後ろ姿と
小さな女の子...。
あーのーやーろーーぉおおっ!!
私は闇雲にボウルを上に放り投げ
バシィッンンッ
スパイクをお見舞いしてやりました。
ドカッ!!!!!
赤葦「痛っ!!」
どーーだっ!!
はぁっ、はあっ、
ふんっ!!
『このっ、ばかーーーっ!』
赤葦「いや、普通にっていうか、結構まじで痛かった。」
『浮気するからでしょっ!練習までさぼって!木兎先輩と木葉先輩にぶん殴ってこいっていわれたんだからっ!』