第19章 黒尾鉄朗クン
三人で合宿所に戻ると部屋が綺麗になっていた。
おおおおお。
烏野のみなさんはお疲れのようです。
全員バタンキュンで。
畳の上で寝ていらっしゃる‥‥
なにをどーしたら
そんなに疲れるんだ‥‥
てゆーかっ、こんな真冬にそーやってねたら、
風邪ひくでしょ‥‥
はぁ、まったく。
えーっと、たしか、ここに‥‥
私は、タンスのふすまを開けて
毛布を取り出す。
1人1人に上からかけてあげる。
‥‥
‥‥
よしっ。
これで大丈夫?かな?
茂庭「あおいちゃんって、誰にでも優しいってゆーか、勘違いするよな〜。」
笹谷「あ、わかる。」
茂庭「え?わかるっ?」
笹谷「うん。だって、俺、前好きになりかけてさ。止まらなくなりそうだった時期あったもん(笑)」
茂庭「まじで?!」
笹谷「うん、でも、なんだろーなー。ある、ふとした瞬間に妹みたいに見えた(笑)そんで、あ、俺って‥‥」
茂庭&笹谷「こんなにロリコンだっけ?」
笹谷「なんでかぶってくんのさ(笑)」
茂庭「いやぁ、俺も思うんだよね〜。好きにはならないけど。目でおってて、あれ?俺ってこんな、ロリコンだっけ?って(笑)」
笹谷「お前はロリコンっつーより、シスコンっぽいけどな?(笑)」
茂庭「どっちでもいいよ(笑)」
笹谷「鎌ちは、馬鹿だからきづかないってゆーか、だってさ、もしかしたら二口ですら、フラれるかもよ?(笑)」
茂庭「うわー。否定できねぇ(笑)」
『‥‥。』
(↑聞こえてしまった。)
なにそれっ、
みんなに優しくしたらだめなの?
んー、でも、優しくして嫌われるのはやだなぁ。
‥‥うーん。
すこし、意地悪になればいいの?
(なんか間違ってるってば!(笑))
うーん。
茂庭「あ、なんか、ボーっとしてる(笑)おーい、あおいちゃん!」
『‥‥。え?』
茂庭「何考え事してんの?(笑)」
『せ、先輩たちが、優しすぎるからダメみたいなことゆーからっ。』
笹谷「あ、聞こえてた?(笑)ごめんごめん(笑)ダメではないよ?そ〜ゆとこが好きで鎌先も二口も、宮本のこと、好きになったんだとおもうよ?」
『‥‥うー。』
茂庭「じゃあさ!」