第17章 合宿☆伊達工業高校
どんな子…。
俺はあおいをまじまじとみた。
『ん?なに?なんか、ついてる?』
二口「んーん。俺の好きな人はね〜。可愛いよ。あとー。俺よりだいぶ。小さいかな〜。」
『へぇ!その子さっ、私より小さいっ?それとも〜おっきぃ?』
二口「んー。同じぐらい…ってゆーか、お前。」
『へぇ〜♪♪』
……
…
あれ?俺、いま、好きな奴暴露したつもり
だったんだけど?
伝わってない??
『…はっ?!!!』
二口「なに、その時間差。(笑)」
『いや。ごめん。ちょっと何言ってるのかわかんなかった!!』
二口「お前が好きだよ。」
『おおおおおお。』
二口「な、なんだよ。」
『最近モテ期かも。』
二口「それ、自分で言うか。(笑)」
『モテ期?いや、全盛期?』
二口「お前、やっぱ、バカだよな。答えは合宿後にちょーだい。今はいいやっ」
『ん?』
二口「どーせ、お前のことだから俺の事意識したことも無かっただろーし。」
『ま、まぁ…』
二口「だから、今日から思う存分意識しろ。ニヤ」
『ん、うん、?』
二口「ほれ!ついたぞ!明日朝早いんだからちゃんと。寝ろよ!」
『はーーい!ありがとね♪♪ばいばいっ。』
二口「おう!じゃーな!」
…
……
………
あの、二口に、好きって言われた…
びっくりしたぁぁあ
なんか、私、意味わかんないこと言ってた気がする…
んーー。
ふたくち…
は!!
そんなことしてる場合じゃなかった!
明日から東京だから、朝の4時出発でお昼に着く予定でしたっ。
準備を始めなければっ!
よしっ。
……
…
はぁあ、好きって言っちゃった。
合宿後でいいっていったけど。
それは、ふられたとき合宿がいやにやりそーだったから…
あーーーー!!!
なんか、俺、弱腰ジャネ?
はぁ。
まあ、嫌でも4日間一緒なんだ。
意識させる。
うっし、
そーきまったら、早く帰って準備してねよーっと。
…
……