第17章 合宿☆伊達工業高校
…
……
おはようございます。
宮本です。
今は何時でしょうか。
そうです。
朝の3時20分です。
朝の?
いいえ、朝じゃありません。
夜中ってゆーか。
夜ですよね?
まぁ。東京に行けるからよしとしましょう。
んーっ。頭がまわらんっ!!
はあっ…
母「あおい?ちゃんと起きれた?」
『うん…。すっごくねむい…。』
母「ふふ(笑)頑張りなさいよっ!あ、バスの中でしっかり寝るのよ?体壊したら誰がマネージャーするのよっ。」
『うん!そーだねっ!頑張る!』
ピーンポーン。
母「??誰かしら?」
もしかして…?
ガチャ
母「どちらさまでしょうか…??」
二口「よるおそくにすみません、バレー部の二口です!あおいを迎えに来ました。」
母「あらまぁっ!ちょっと待っててねっ♪♪」
なにやら、ママが嬉しそうに階段を登ってくる…
母「あおいっ♪♪彼氏かしらっ?二口くんが、来てるわよっ♪♪彼、イケメンねぇ!身長も高くて…羨ましいわぁ〜♪♪」
『ちがいます〜っ。もぉ、わかったからっ!おにぎりありがとねっ!いってきますっ!』
母「ふふふっ♪♪行ってらっしゃいっ。」
…
……
………
『わざわざ、迎に来てくれたのはいいんだけど…なぜ、逆方向?駅はあっちだよ?』
二口「なにいってんの?」
『え?』
二口「この時間に電車動いてるわけねぇだろ。あーほ。」
『あ。』
二口「ほら、荷物もってやる。」
『え?あ、それ、重いよ?!』
二口「うぇ、ホントに重い…。」
『じ、自分で持てるよっ!』
二口「嘘だし(笑)その代わりこの、俺の軽いやつ持って。」
『うん!持つ!』
二口「よしっ!俺の姉貴が送ってくれるから!」
『へぇ!二口って、おねーさん、いたんだ?』
二口「おう!大学3年。」
『ふーん!そーいえば、二口の家行ったことないや。』
二口「はい。ここ!俺の家。あ、姉貴!」
姉「はーい?おっ、噂の彼女ちゃんねっ!」
二口のお姉さんは身長が高くて
肩したまであるサラサラとした髪の毛。
ニッっと笑うお姉さん。
……
にてるっ!!!!
二口「彼女じゃねぇしっ。」
姉「まぁいいじゃん!乗んな!」