第15章 松川・花巻
…それから数日後
いいところは見つからない。
『はあっ…』
金田一「ため息なんかついて、らしくねぇなぁっ」
そーいって、頭をわしゃわしゃされる。
『たまにはいーでしょ~』
金田一「まあ、進路の時期だしな~。俺、及川さんの会社入ろうかな~。あそこで営業したいんだよね~」
へぇ…
金田一って、やりたいことあるんだ…?
意外と考えてるんだな~
あーだめだ。
考えたくない…
と、その時。
金田一「あ、もしもしっ。お久しぶりですっ。及川さんっ!」
…!!
私は勢い良く顔をあげた。
すると、金田一がこっちを見ていた。
金田一「え、あ、はいっ。いますよ!かわりますね!」
『??』
金田一「及川さんが、かわれって。」
『…??もしもしっ。?』
及川「やっほー☆もーそろそろ進路決めなきゃ~って、どーせ、頭かかえてるんでしょっ♪♪」
『うぐっ、、そ、そんなことなくもないですけどっ!』
及川「へっへーん♪♪当たりでしょっ☆及川さんはなんでも知ってるんだぞっ☆」
『及川さんって、ほかの企業の弱みとかにぎってそーです。』
及川「はははっ、!!なにそれっ(笑)やっぱ、うちにこいっ!金田一も来るから怖くないだろ?」
『んー。』
私は不安いっぱいで金田一を見上げる。
金田一「んっ?」
…
『いきますっ。』
及川「おおっ☆じゃ、まってるから。4月にあおーね。ちょっと、金田一にかわってくんない?」
『はーいっ、はい、金田一。』
金田一「さんきゅっ。かわりましたっ!」
及川「お前、うちにくるんだろ?」
金田一「はいっ!」
及川「松川とマッキーもいるから楽しくなりそ〜だなっ☆あ、このことあおいちゃんには、内緒なっ!東京来てのお楽しみって事で☆」
金田一「う、ウッス…!」
『??』
及川「じゃっ、俺、今から呑み会なんで~☆じゃーね~んっ☆」
金田一「失礼しますっ!!」
『及川さん、なんだって?』
金田一「いや、お前も来るだろーって。」
『ふーん。頑張らなきゃっ。!!』
…
……
………