第14章 赤葦京治・木兎光太郎
こうして木兎は宮本家を後にした。
…
…
木兎家
木兎母「気にせずゆっくりしていいからね?ふふっ、可愛い娘ができたみたいだわっ。」
『ありがとうございます…。ニコ』
木兎さんのお母さんは優しい。
お父さんは出張が多くて、今はイギリスに行っているらしい。
木兎さんのお母さんには国体のとき、試合の時に少し見かけたことがあった。
家は近いとはいえ、まだ火が浅いし。
ママは病院だし…
パパは仕事だし…
ん~。
そもそも、木兎さんの家にいくことなかったし…
…
……
お風呂に入りながらそんなことを考えてゆっくりした。
…
……
10分後
バタンっ!!!
『?!!、?』
誰かが思いっきり脱水所のドアを開けた。
すると、扉の向こうで…
木兎「ここに着替えおいとくからーっ!!」
木兎さんだ…
『はーい。ありがとーございます。』
木兎さんはいつも全力でたまに。
困る。(苦笑)
ドアぐらい普通に開ければいいのに。
そろそろ上がるか…
ガラガラっ…
??
そこに置いてあったのは
私の下着が入った袋と
見たことがある練習着…
木兎さんのだ。
…
……
『まさか。…』
まさか、
ー「家の鍵持ってる?」ー
なんか、思いあたりのあるフレーズが頭に浮かんだ…。
いそいで、下着の入った袋をひっくり返す。
『…6。』
6こもいらないでしょっ
まったく!
女の子の部屋に入ってクローゼット開けて…
何考えんだかっ…
私は置いてあったモノに着替え
木兎さんの部屋に行った。
木兎「お!おかえりーっ!!どう?調子は…」
意外にも心配そうな顔でこっちを見てくる。
『んー。頭痛いです…あと、少しだるい…かな。』
木兎「そっかー。じゃあ!もう、寝なきゃなっ!ほら!ベット入れっ!!」
『木兎さん…家行ったんですか…。』
木兎「うん?行ったけど?」
『下着…』
木兎「俺好みのっ!ニッ」
『っ~/////そ、そーじゃなくてっ!げほっ、げほ、』
木兎「なんだよ~っ。」
『そんな、6つもいらない…ふふっ、』
木兎「…そんな、たくさんはいってた?!?!」
『入ってました~っ…』
木兎「ははっ!悪い♪♪夢中で選んでたっ!!」