第1章 狩屋なんて。
「ほい。」
狩屋は私の耳栓をとった
「・・・・」
ポロッ
「・・・?流星・・・?」
メカクシをとる前に
狩屋は私の異変にきづいてしまったようだ
ばれたくなかったし
こんなに涙が止まらないとも
思っていなかった
収まるところか
逆にどんどん溢れてきた
「・・・なさけない」
私はどんなに辛くても
泣かないようにしてきた
無論。
こんなに泣けるとも思わなかった
「流星・・・」
メカクシしてたから
わからなかったけど
狩屋の声は少し震えていた
そして私を
そっと抱きしめた
「・・・すぐに助けてやれなくてごめん」
そういって
しばらく私のことを
優しく抱きしめ続けた