第1章 狩屋なんて。
「流星さん。」
「なに?」
「俺に惚れましたか?」
「んなわけあるか。殺すぞ」
「………。」
なんだコイツ。
今日はやけにもの静かだな。
まぁ、
話す内容はいつもと
なんら変わりのない会話だけれど。
「………あのさ。狩屋…。」
「なんですか?」
「同い年だし、敬語やめて。」
「え。そっそれはっ……いいの?」
「恋人だからじゃねぇぞ。友達だからだ。」
「友達………。」
「なんか不満でも?」
「………いえ。」
おかしいなって思った
普通なら、
もっと突っ込んでくれると思った
「と…とも…だ…ち…」ボソッ
彼がなにか嬉しそうな
感じがしたのは
気のせいなのかな?