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音符のみつけ方

第9章 フィアーキング


──進む先に何かがあるような
気がしているんだ
──カラフルなステージ 音で埋めて

ピッ


「おっと・・・やあ、おはようレディ」

「朝早くからすまないな、東椰」

『うんおはよう、そして朝っぱらからよく二人で見れるね・・・』






ビバ、サマーバケーション!!

・・・と今頃だったら授業なんて気にせずに作曲作業に没頭していたはずなのに。


仮パートナーの神宮寺くんと聖川くんの2人に呼び出され、私は男子寮に来ていた。
と、言うかなんでこの2人揃いも揃ってほのぼのとこないだ歌った番組を見てるの・・・?!
即行消したけど。






「何度見ても飽きないぞ?
・・・東椰が嫌ならば見るのを控えるが・・・・・・」

『いや、別にそう言う訳じゃ・・・』

「・・・ふふ、ごめんねレディ。
レディが来る前にレディのプリンセス姿を見ておきたくなってね・・・」

『・・・なにも今じゃなくても良いんじゃ・・・』

「本音としては、レディのそう言う表情を見たかったからなんだけどね」






あ、確信犯だ。

聖川くんは多分神宮寺くんに巻き込まれ・・・って言うか巻き添えだろうね。でも神宮寺くんに至ってはこれ、絶対狙ってたよ・・・!


なんだ、なんなんだみんなして。
こないだ(月宮先生に髪切られて)からやけにちょっかいかけてくるようになってないかな?
特に神宮寺くんとトキヤと月宮先生。・・・Sか、サディスティックなのか・・・?


そりゃまあ確かに恥ずかしいけど・・・。
・・・くっ、神宮寺くんのペースに持っていかれたら手遅れになりそうだな。取り敢えず話を進めよっと。






『・・・えーと、それで私はなんで呼び出されたの?』

「その前に・・・レディのその、苗字呼びを変えて欲しいんだけどな」

『・・・苗字呼び?』

「・・・俺の方からも、頼む。
どうも距離を感じてしまってな・・・」

『・・・私は別にいいよ?
じゃ、これからはレンと真斗って呼ぶ事にするね』

「・・・!
あ、ああ・・・では俺も、・・・・・・心羽・・・と呼ぼう」

「ふふ、ありがとう。
それじゃあオレは・・・エレと呼ぼうかな」






いや、エレって何ぞ。


(カラフル×メロディ/流星P)
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