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音符のみつけ方

第7章 マジカルブレイク


「・・・・・・っ・・・なっちゃん!!」

「!
えっ・・・翔ちゃん、今・・・」

「、今です・・・!」


ひゅん・・・ぱしゃっ!!


「あ、那月っ」

「え?
・・・っわ・・・!」


ばっしゃーん!!


おお、来栖くんが四ノ宮くんをなっちゃんって呼んだら四ノ宮くんが反応した。その隙に一ノ瀬くんがAクラスのゴールを狙ってシュート。シュートは見事にキーパーの聖川くんをすり抜けてゴール。
・・・したのはいいんだけど、来栖くんになっちゃん呼びされてよほど嬉しかったのか四ノ宮くんは顔を綻ばせて足を滑らせちゃった。

点数的には今のゴールで12対12。ドロー。
くっ、頑張れAクラス・・・!


ゴゴゴゴ・・・・・・


『・・・ん、なにこの揺れ?』

「・・・げっ・・・!
まさかメガネ・・・、おいお前ら急いでプールから離れろっ!!」






何やらただならぬ雰囲気になるプール。
何か知ってるのか、来栖くんが慌ててみんなに叫ぶ。

一体全体どうしたんだろうか。
メガネがどうのって・・・ん?
なんか、四ノ宮くんが居た水面が異様なオーラを・・・。


ザパァァァンッ!!!


「・・・・・・・・・」






突如上がる、水しぶき。
あれ、どっかの映画であったよねこんなシーン。

四ノ宮くんが居た所からぱっくりと真っ二つに割れる水面。・・・んんん?
水中に居た来栖くん達は急いでプールから出てプールサイドへ。






『なんかよく解んないけど・・・、四ノ宮くんも早・・・・・・って、え。・・・誰あれ?』

「話は後だ!
とにかく今はあいつにメガネ・・・、わっ!?」

「はぁぁ・・・!」


ざぱっ


『来栖くん!
、ってうわっ!?』


ざぶん


これは大変だと思って四ノ宮くんにも声をかける。
・・・けど、違う。誰だあれ。

また来る高波。
あれ、ここプールだよね?
その高波に慌てて身をかがめる来栖くん。
なんとかふんばったみたい。

・・・でも、私はスカートでどうふんばれと?
プールでまさか高波に襲われるなんて思ってもみなくて、次の瞬間には私はプールの中に引きずり込まれていた。


水中に沈む瞬間、一十木くん達の焦る表情が見えた気がした。
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