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音符のみつけ方

第18章 スクールフェスティバル


「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

『・・・えー、2人して無反応・・・?』

「・・・あんたさ、アイドル稼業に困って読者モデルとかになったらいい線いくと思うわ」

『え、何さともちー。唐突に』

「はい、ではここで観客席からの声を聞いてみたいと思いまーす。
Gray∞Noteを見た感想はどうですか?」

「か・・・格好いいです・・・!
テーマが執事と言う事もあって衣装は燕尾服を身に纏っていてオプション装備にミニシルクハットを頭に斜めに着けていて、髪色のグレーがとてもマッチしてます!それにいつも眠たそうにしているライトグレーの瞳がこれまたキュートさを醸し出しています!」

『・・・え、はるちー・・・?』

「なるほど、それでは大人気アイドルのHAYATOと今目の前に居るGray∞Note・・・貴女としてはどちらが推しメンですか?」

「は・・・HAYATO様と、ですか?!え、えっ・・・!そんな・・・えっと・・・・・・HAYATO様はあの健気さやどんな難題にも一生懸命に取り組む姿にはいつも後光を発していてそれでいてあの純度100%のスマイルにはいつもときめかせてもらっていて、私の憧れの存在なんです・・・!それを、比べるなんて・・・・・・っ。ああ・・・っ、でもどちらか一方を選べなんて言われたら私はどうすれば・・・!!!」

「はい、以上が観客席からの声でしたー♪」

『いやちょっと待ってはるちーってこんなキャラだったっけ・・・?』





ともちーからのいきなりのインタビューに、観客として聞かれたはるちーはいつもの天使みたいな大人しさはなんのその。
ノンブレスで感想を次々に述べた。
沢城さんパネェ。

そして何やらHAYATOか私どっちを取るかと言う究極の選択をさせられていた。


・・・うん、はるちーって本当にHAYATO命なんだね。





「あ、そうだ。
ねえ心羽。春歌にさ・・・」

『ん?
・・・うん、・・・・・・えっ。それをはるちーに?』

「やってみて!」

『いや、でもさ・・・』

「いいからいいから!」





いつもながらにグイグイくるともちーに圧され、私は渋々はるちーに近づいた。
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