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音符のみつけ方

第17章 コンフュージョン


「り、リンちゃん・・・?
レンが無理矢理そう言う事しないの、リンちゃんもよく知ってるよね。
俺は・・・2人の言ってる事を信じるよ」

「音也・・・」





今まで話を聞いていた音也が、月宮先生の凄みに圧されながらもおずおずと言った。

うん、怖いって気持ちは解るぞ。





「・・・・・・解った。
嘘を言ってるようにも見えないし、お前達の好きな音楽を作る場所でわざわざ行為に及ぶとも思えない。
・・・学園長への報告は、無しだ」

『・・・!
あ、ありがとう月宮先生っ』

「へへっ、やったね。心羽、レン!」

「・・・はは、うん。良かったよ・・・」





危なかった。

今の事を早乙女学園長が耳にすれば間違いなく、処罰が下ってただろう。
いや、そもそも変な薬を盛られなきゃこんな事にはならなかったんだろうけど。


月宮先生のその一言に、私達は安堵の息をついた。

でも月宮先生は「・・・だが、個人的にキスは見過ごせない」と言葉を続けたではないか。





『へ・・・っ?
つ、月宮先生・・・??』

「だから・・・、・・・チュッ・・・」

『・・・、・・・ッッ!?///』

「、なっ・・・!」

「えっ・・・り、リンちゃん!?」

「ん・・・ふ、・・・・・・」


・・・ツウッ・・・


『っ、ん・・・んんっ・・・・・・!!?/////』





ちょっと待ってくれ。

ちょっと待ってください月宮先生。

迷う事なく私に近づいた月宮先生は、あっさりと私の唇と自分の唇を合わせたではないか。
ちょちょちょちょ、ちょっと待って・・・!
ねえ、レンと音也がまさかの場面に言葉を失ってる!!


離れなきゃ、と言う気持ちよりもなんでこうなる!?と言う気持ちの方が大きいせいで、私の身体は固まってしまっている。
ある意味金縛り。

・・・うわああああ、月宮先生に上の歯の内側を舌でなぞられた・・・!!!!
ゾワッてする・・・背中がゾワッてするうううう・・・!!!




「・・・そんなに可愛い声を出されると、こっちも歯止め効かなくなってくるんだけど?」

『・・・んな・・・っ!
かわ・・・っ・・・、!?』


ぐいっ


「・・・そこまでにしとけよ林檎。
つーか何やってんだ、お前は・・・!」




現れた日向先生。

・・・ 救 世 主 ・・・!!
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