第3章 通学
「そもそも、林田より馬鹿な奴何て居るのか」
「有り得ない、と僕は思っているよ」
「おいおい、オメーら酷くねぇか?俺の何処が馬鹿だって言うんだよ」
林田君、馬鹿なんだ..。しかも、私より..
「この前、前田君ん家で勉強会を開いた時に..」
神山の回想シーン
前田の家
「(何で、俺ん家何だよ..)」
「ん~!わっかんねぇよ。この問題」
小学二年生の問題集数学をやっている林田
「おっと..林田君にはまだその問題は早いよ。これをやってください」
馬鹿でも出来る小学一年生の問題集数学を林田に渡した
回想シーン終了
「..という事があったよね。つまり、林田君は小学生の問題も出来無い大馬鹿って訳なんだよ」
「神山から貰った小学一年の問題集は全部解けたぞ」
「僕が答え合わせしてあげるから持ってきてよ。その問題集」
林田君やばい..。大馬鹿。
『なぁ..言っとくが、俺は、小学校の問題は流石に出来るからな。ただ、中学生の問題があやふやなだけで..』
「あやふやって..駄目じゃないか!明日、前田君の家で中学一年から教えるよ」
「だから何で俺ん家何だよ!」
『え?良いのか?前田にも許可取らず..』
「..仕方ねぇ。村上は初めてだ。今回は、特別に家でも構わねぇよ」
前田は、「あいつ等より常識がなっていると思う村上なら家に来ても構いやしねぇ」と心の中思っている
「よーしっ!じゃあ、前田ん家で暴れるぞー!」
「人の家で暴れるのは良くないよ!林田君!けど、前田君の家なら構わないか」
「お前等...転がすぞ?」
前田君怖い..。私、廻りから見てれば真顔だよ。けど、心の中ではビビってるよ!やっぱ、不良だね。それにしても林田君って不良には見えない..
数時間後
クロマティの生徒が私の机の周りに居た
「お前、マジで不良じゃねーのか?」
『不良なわけねーだろ』
「見た目、不良に見えるぞ。お前」
『え、マジカよ?ヘアーサロン行こうかな』
「嫌、髪型じゃねぇよ!お前のその顔面の事いってるんだよ!」
『んだと!悪かったな?!こんな顔で!』
本当は、メイクなんだけどね
「お前~、流石に.村上に言い過ぎだよ。でも、目付きは鋭いよな」
『ん、まぁな..』
ガラガラ
「..騒がしいな」
「あ、北斗君と子分君おはようございます」