第59章 罪 後編
圧迫感と、痛みと、快感と、羞恥心と、私に触れてくれている秀星くんに、この状況。私は、いっぱいいっぱいになっている。
秀星くんは、そんな私のアソコから指を引き抜いた。私は、感情と快感の波の中で、何をする気にもなれずに、何に焦点を合わせるでもなく、横たわっている。何故か、動くだけの気力が湧いてこない。秀星くんは、ややあってから、私の腰の辺りを強く掴んだ。そして、先程とは比べ物にならないほどの圧迫感。あ、ああ―――――――、秀星くん、秀星くんのモノが、私のナカに入ってきてるんだ―――――――私は、ぼんやりとした頭で、そんなことを思った。秀星くんは、時々色っぽい声を漏らしながら、最後まで挿入した――――――んだと思う。私がそう思ったが早いか、秀星くんは動き始めた。
「っひ……!?……ひゃ、あ――――――!?」
秀星くんの律動は、予告もなく、突然に勢いが増した。
「……!ひゃ、あ……!?ちょ、しゅう、せぇ、っく……!……ん、……ッ……!?」
濡れているとはいえ、激しい律動に、私のアソコは痛んだ。
「……、ぃ、いた、い……!いた、い……、よ……、しゅ、せ、……く、ん……っ……!」
「―――――っ、ぅ、……、は……、あっ……!ん、……、ぐ、あ……んッ……!」
秀星くんは、私の言葉に応えることもなく、その律動に合わせて艶めかしい喘ぎ声を漏らした。
今、私と秀星くんは「繋がって」いる。「繋がって」いる部分から、秀星くんの気持ちが伝わってくれればいいのに……、なんて、ぼんやりとした思考の中で、私は考えた。どんどん激しくなる律動。痛みと快楽と羞恥心が、私を浸食していく。その中で、私は思考力を失っていった。幾度となく繰り返る行為の中で、私はただ悲鳴を上げるように喘いだ。それを繰り返しているうちに、頭の中が真っ白に塗りつぶされ、意識も途絶えてしまった。