第23章 ゲーム・パニック Ⅱ
衝撃に、生理的に涙を流す秀星くん。狡噛さんは、そんなことはお構いなしとばかりに、律動を開始する。
「っぁ、……っぁ、……あぁ……!」
それに合わせるかのように、秀星くんが甲高い声をあげる。
「っく、……ふ、……は……!」
狡噛さんも、迫りくる快感を押しとどめることができずに、殺しきれなかった快感を、声として漏らしてしまう。
秀星くんの寝室は、妖艶な声で塗りつぶされる。狡噛さんの律動はいよいよ速度を増す。
「……、縢……!」
「コウちゃん……!」
お互い、余裕のない声。
「どうだ、縢、イイか――――――!?」
「うん、コウちゃん……」
そして、狡噛さんはついに、秀星くんのナカに、自らの欲望を解放する。秀星くんは、必死に酸素を求めて喘ぎながらも、それを少しも零さずに受け止めた――――――――