第23章 ゲーム・パニック Ⅱ
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……………………………………………………………………………………………まさか。
『この間、コウちゃんと一緒にプレイしててさ。悠里ちゃんは興味ないかもしれないけど、飽きたら別のことしてたらいいからさ。』
『うん!コウちゃんもアツくなってさ~。ゲームした次の日、俺に、実際やってみたいなんて言い出すんだもんな~。俺が嫌だっつっても、コウちゃんに良いようにされてさ~。俺がへばるまで付き合わせるとか、マジ勘弁っつーか……って、こんなこと喋ってる場合じゃねェ!悠里ちゃんは、とにかくお腹空かせて待ってて!』
つい数十分前の、秀星くんのセリフが、突如私の脳内でフラッシュバックしてきた。
『この間、コウちゃんと一緒にプレイしててさ。』
『コウちゃんもアツくなってさ~。ゲームした次の日、俺に、実際やってみたいなんて言い出すんだもんな~。俺が嫌だっつっても、コウちゃんに良いようにされてさ~。俺がへばるまで付き合わせるとか、マジ勘弁っつーか。』
……狡噛さんと、プレイ?
……狡噛さんも熱くなってた?
……実際にヤってみたい?
……秀星くんが嫌だって言った?
……狡噛さんにイイようにされた?
……秀星くんがへばった?
その刹那、私の脳内に宇宙創造に伴う大爆発―――――つまり、脳内ビッグバンが巻き起こった。
月島悠里妄想劇場を展開させるにあたって、充分な熱エネルギーが、発生したのである。