第20章 バースデー・サービス 後編
「ぁ―――――――!ひゃ、しゅ、―――――!?しゅ、せい……、く……ん……!?」
秀星くんは、そのまま円を描くようにして、私の秘部を擦った。
「ぁ――――――、ぁ―――――――――!」
私の躰は、ビクビクと麻痺したようになって、ひたすらに快感だけが駆け抜けた。秀星くんの指が動くたびに、また新しい快感が次々とやってきては、私をどんどんおかしくさせた。
―――――――くちゅ、ぴちゃ、ぐちゅ……
私のソコから、卑猥という言葉だけでは表現しきれないぐらいにえっちな音が出てきた。私の意志とは全く関係なく溢れてくるその液体は、私が何も言わなくても、秀星くんに「もっと」と強請(ねだ)っているみたいだった。それが、ひどくはしたなく思えて、涙が出てきた。それでも、次々と与えられる快感に、私の躰は気持ちよくなる一方だった。
―――――――ふわり、ふわり。
それに、何度も繰り返されてるうちに、頭が少しずつ真っ白になってきていた。
「……ぅ――――、ぁ、……、ひ、っく……、や、ぁ……」
「ん……、はぁ……はぁ……」
私の泣き声と、秀星くんの荒い息遣いで、この部屋は飽和していた。もう、私の意識は多分限界に近い。秀星くんに触られ続けているところは、既に融けそうになっているような錯覚さえも覚えてくる。
―――――もう、限界。頭が、真っ白に……
「ひゃ、―――――ぁぁぁぁぁあ……!」
最後に、私の躰がビクンと跳ねて、私の頭は真っ白になった。
「ちょ、悠里ちゃん……!?」
躰がガクガクと震えて、意識が飛びそうになったけど、秀星くんの慌てたような声で引き戻された。
「ぁ……、しゅう、せい、くん……?」
「……っと、大丈夫?悠里ちゃん。」
躰がビクビクする以外にも、とにかく秀星くんに触られたところが熱い。しばらく引きそうにないどころか、内に籠った熱はこのままずっと私の中に残るんじゃないかという気さえしてくる。あと、初めての感覚に酔って、疲れたのだと思う。少し体がだるい。
「うん、大丈夫……。」
「ん、それなら―――――」
秀星くんが言いかけた瞬間。