• テキストサイズ

シャングリラ  【サイコパスR18】

第20章 バースデー・サービス 後編



「……、ゴメンゴメン。苛め過ぎた?」
「あ……」
 秀星くんは、私をそっと抱きしめてくれた。

……落ち着く。秀星くんの体温を感じて、不思議と気持ちが落ち着いてきた。でも、躰の疼きはまだ止まなくて、相変わらず、どうしていいのか分からない。
「ううん……、大丈夫。」
「何?どしたの?悠里ちゃん?」
 秀星くんは私の横に、添い寝してくれた。そのまま、引き寄せられて、あやすように優しく背中を撫でてくれた。すごく落ち着くはずなのに、躰のどこかは、そこじゃない、なんて感じてて、もう、私、どうしたの?
「ん……。」
 こういうのって、何て言えばいいのかな。それとも、言っちゃダメなのかな?
「言っても、いいの……?」
「ん……?言ってくれるなら。」
 秀星くんは、ぽんぽん、と私の背中を叩きながら、私を落ち着かせてくれる。そんなことされたら、何でも言ってしまいそうになる。
「やっぱり、その……、秀星くんは大好きだけど、その……。怖くて。でも、私、多分秀星くんの言う通り、えっちに……なってきてて……。それなのに、秀星くんに、そんな風にされたら、私……、もっと、って、思っちゃって……。」
 最後の方は、消え入るような声になってしまった。でも、秀星くんには確実に聞こえたはず。もう、頭が熱くて、ぼーっとしてきた。

「―――――悠里ちゃん……、そんなん言われたら、俺……」
 秀星くんは、背中を叩く手を止めて、代わりに私をぐっと抱き寄せた。
「もう、止まれねぇじゃん……」
 それだけ呟くと、秀星くんは私のパンツに手を滑り込ませてきた。

 私は突然のことで、何が起こったかも分からなかった。


 秀星くんの指が、私の秘所に触れている。何度か軽く力を入れられたところで、私の躰に、おかしいぐらいの電流が流れた。

/ 591ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp