第7章 あとがき
第1章土方歳三編について
私の中での土方さんのイメージは、「女性を面倒臭いと思ってはいるけど別に嫌いでは無い」って感じでした。
史実でもそうだったみたいですが、まさに『来るものは拒まず』みたいな。
だからそれなりに女性経験も豊富だろうし、しかも若干Sっぽい!
(だってゲームでも千鶴ちゃんが謝ったり反省したりすると、好感度が上がりますよね?)
そんな土方さんに似合うのはしっとりとした大人の女性だな……
じゃあ、その真逆だったら面白いかも!
それで出来上がったヒロインが葛葉ちゃんです。
16歳だけど少女のような見た目と言動で、まだ男性経験が無い。
でもそんな女の子を大人の土方さんが××しちゃったら…ちょっと犯罪ぽくなっちゃうので(笑)そういった行為を合法的に行える芸妓さんで……と葛葉ちゃんの設定が決まっていきました。
葛葉ちゃんは書いていてとても楽しかったですね。
無邪気で天真爛漫で、土方さんの事が大好きな女の子。
そしてそんな子供みたいな葛葉ちゃんにメロメロになって行く土方さん。
土方さんが自分でその事に気付くのは、沖田さんが「葛葉ちゃんに僕の相手もしてもらう」と告げた時なのですが、きっと沖田さんは本気で言っていた訳じゃ無いんですよね。
ただいつものように土方さんをからかっただけなのに、思いの外土方さんの本音が出ちゃってびっくり……みたいな。
ここは私もかなり好きな場面です。