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薄桜鬼~いと小さき君の為に~

第7章 あとがき


結局は時代の流れに逆らえず、離れ離れになっちゃう土方さんと葛葉ちゃんなんですが、最後の夜にはちゃんと結ばれました♥

「これで正真正銘、俺がお前の初めての男だ。」という土方さんの台詞がありますが、これは土方さんにも葛葉ちゃんにもとても大きな意味を持っている言葉として使用しています。

これからいつ死んでしまうか分からない戦いに向かう土方さんには、可愛くて堪らない葛葉ちゃんの初めてを貰えた事が支えになるだろうし、大好きな土方さんと別れてこれから先どんな男性と巡り会うか分からない葛葉ちゃんにとっては、自分の初めてを捧げたのは初恋の人だったというのが支えになるだろうと思ったんです。

だから2人が結ばれる場面は綺麗にまとめたいなぁ…と思ったのでちょっと短めになっています。

後、土方さんが少し早かった?(笑)

まあ、可愛くて堪らなかった葛葉ちゃんをやっと抱けたので、早くもなっちゃうでしょう…という事でお許し下さい(汗)


それでラスト!

結局、葛葉ちゃんは不慮の事故(?)で亡くなってしまいます。

このラストはもう最初から決めていたのですが、書いてて結構キツかった~(涙)

ここでは君菊姐さんが頑張ってくれましたね。

私のお話の中には根っからの悪人を登場させたくないと思っているので、葛葉ちゃんを身請けした旦那さんも出来るだけ読者様に恨まれないようにしました。

本当に葛葉ちゃんを愛していて大切にしてるのだけど、性癖ばかりはもうどうしようもない…という設定です。

君菊姐さんにも言わせましたが、葛葉ちゃんもこの旦那さんの事はちゃんと好きだったのだと思います。

良くも悪くも葛葉ちゃんは純真な子供のようだったので、自分に注がれる愛情には敏感だったでしょうね。

勿論、土方さんの事は忘れられないけど、それでも自分を愛してくれる人は誰でも無条件に好き…みたいな。

だから土方さんに言われたから逃げないのではなくて、本当に「逃げる必要が無い」と思っていたのでしょう。
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