第5章 僕は風　君は空～沖田総司編～

「沖田さん……駄目ですっ……」

「少し…黙ってて。」

僕から逃れようと身を捩る有希ちゃんの腰を掴んで引き寄せる。

僕に向かってお尻を突き出したような格好になった有希ちゃんの脚がかくかくと震え出した。

もう既にはち切れんばかりに屹立している牡茎を慌てて袴から取り出して有希ちゃんの秘裂に宛てがうと

「駄目っ………まだ……」

首を横に振って懇願する有希ちゃんを無視したまま、下から思い切り突き上げるように捩じ込んだ。

「痛っっ………」

全く準備の出来ていない有希ちゃんのそこは僕を拒むように固くて、差し込んだ牡茎を動かす事も儘ならない。

「沖田さん……いっ…痛い……です。
　お願い………抜いて………」

激痛に耐える強張った有希ちゃんの身体を抱え込むようにして、僕は前から両手を繋がっている部分に這わせる。

「待ってて。直ぐに濡らしてあげる……」

十本の指先を器用に動かして秘部を優しく擽ると、直ぐに有希ちゃんの中が潤い始めた。

ゆっくりと抽挿を開始して有希ちゃんの中を均していく。

「ほら……溢れて来た。もう、痛くないよね？
　だからもっと奥に……突っ込むよ。」

有希ちゃんの片脚を少し持ち上げて、繋がっている部分がぴったりと密着するまで押し込んだ。

「ああっ………」

最奥を突かれた有希ちゃんの中が牡茎の形を確かめるようにぴくぴくと痙攣を繰り返す。

「有希ちゃん……気持ち良いんだね？
　でも僕はまだまだだなぁ。
　ねえ……もっと啼いてよ。」

言うや否や下から激しく突き上げると、有希ちゃんの小さな身体は飛ぶように跳ね上がった。

「んあっ……あっ………う……」

まだ痛みがあるのか、有希ちゃんの爪が板壁を掻き毟る音がする。

そんな有希ちゃんの姿に興奮して牡茎は益々膨張していくのに、それに反して僕の頭の中は血の気が引くように冷静になっていった。