第9章 オープン前日
「そうだ‼ランチって何食ぐらいにする??」
横「えっ??」
大「だって、何食にするか決めないとどれぐらい用意するか決められへんやん」
安「もデザートの数もあるやろうし」
渋「せやなぁ…」
村「15…20ぐらいにするか??当分の間は1種類のランチしか出せへんねんやろ??」
横「せやなぁ。先がよめへんのに、メニュー増やすん危険やもんな」
渋「どれぐらいかかる??」
大「1回に店に入れる人数が10人ぐらいやから…一番遅くにオーダー入ったら10~15分ぐらいは待たなアカンかもね」
渋「それくらいは許容範囲か??」
安「入る時間にもよるけど、まぁまぁ許容範囲ちゃう??」
村「考えることようけあるな…」
横「でも、本来ならここまでせなアカンかったってことやろ」
渋「おーくらとちゃんはいけるん??」
「私は午前中にある程度用意するから大丈夫」
大「やってみな分からへんけど…」
渋「なら…とりあえず20にしようか」
横「せやな。明日は誰が店やっけ??」
安「信ちゃんやで。俺とよこちょが畑とビラ配りで渋やん休みやで」
村「すばる、明日は初日やからさすがに休まへんやんな??」
渋「なんでや!?!?」
横「一応オーナーやろ。初日ぐらい頑張れや」
渋「えー‼いやや‼」
村「おまっ‼そんなワガママ通用するわけないやろ‼」
渋「ワガママちゃう‼シフトや‼」
横「それはそうやけど」
渋「あれ作ったん横やんけ‼」
村「月曜にオープンになったから仕方ないやろ」
ギャーギャー
大「…すばるくんの言ってることもわかるけど…」
安「…あれ、あの2人やとどうにもでけへんのんちゃう??」
「………」
「すばるくん‼」
渋「なんや‼」
チラッ(上目使い)
「明日ダメかな??初日で私もたっちょんも不安やから…。お店にすばるくんおってくれるだけで安心するんやけど…」
渋「……///ちゃんがそう言うならしかたないやんな…///」
「すばるくん、ありがとう‼」
大「うわ~…一発で黙らせた」
安「これで解決やな」