第9章 オープン前日
大「明日って、ランチなんやったっけ??」
「ちょっと待ってね~。…月曜日やからオムライス」
安「オムライスやったらサラダいるね」
大「ホワイトソースとデミグラス、どっちがええ??」
「そんな2択なん??」
安「究極の2択やん」
安「ま~よ~う‼」
村「おいっ‼」
キャッキャッ
村「おいっ、そこのOL‼」
横「ムリやな…完全に世界に入ってんで」
村「いつもあのノリで話されると調子くるうわ」
横「それはしゃーないやろ。こればっかりは俺らには理解でけへん」
村「ただ、あの中に丸がおれへんだけましかも」
横「確かに…」
カランカランッ
渋「ただいま」
横村「おかえり」
渋「なんで年寄りの話しはあないに長いねん」
村「なんか決まった??」
渋「とりあえず、日は決まって商店街にある店は出店するって話しにはなってんけど、脱線脱線でまとまれへんかったからまた来週集まりやと。次は横かヒナが行ってや」
横「ここは村上さんの出番やないですか」
村「なんでやねん‼…まぁ、来週は俺が行くわ」
渋「ん。…ところで、あいつらは何をキャッキャッやっとん??」
村「なんや、明日のランチのオムライスにかけるソース決めるのにOLの会話してんで(苦笑)」
渋「相変わらずヤスとおーくらはスゴいな(苦笑)」
横「確かに(苦笑)」
「あっ‼すばるくんおかえり~‼ねぇ、3人はオムライスのソース、ホワイトソースとデミグラス、どっちがいいと思う??」
村「オムライスにはケチャップやろ」
安「もー、信ちゃんは分かってないなぁ」
渋「どっちかにせなアカンの??」
横「えっ??」
渋「どっちもテイストが違うから迷うんやろ??せやったら2つにしたらええやん」
大「それやとアカンよ」
渋「なんでや??」
大「明日はオープンの日やから、それでお店の今後が左右されんねんで。昨日は選べたけど、今日はアカンとか、」
安大「ないわ~」
渋「……はぁ…」
「だから、多数決。どっちがいい??」
横「せやったら、無難なデミグラスにしたらええんちゃう??」
村「おん。そうし」
安大「分かった~」
横渋村「………(苦笑)」