第5章 ペンキ塗り
☆壁下組☆
安「亮、今日はありがとな」
錦「全然大丈夫やで。久しぶりにおっさんたちに会えたし」
渋「…誰がちっさいおっさんやねん‼」
安「誰もそんなん、言うてへんよ‼(笑)」
錦「(笑)」
安「最近、どうなん??」
錦「どうって??」
安「仕事とかやん(笑)」
錦「あぁ…」
安「あんまり上手くいってへんの??」
錦「ここ最近トラブル続きで、正直滅入ってんねん」
安「亮が??珍しいやん」
錦「俺やって、そんな日もあるわいな。…それが原因で彼女とも上手くいけへんくてケンカ別れしたばっかりやし…」
安「亮らしくないやん」
錦「俺なりに大切にしてたつもりやってんけどな…」
安「まぁ、ええんちゃう??」
錦「なにが??」
安「亮はなんでも頑張りすぎなんやから、少しは肩の力抜いてラク~にしてみたら??」
錦「章ちゃんみたいに??頭に花咲かせて??」
安「やってみる??」
錦「……ムリやな…(笑)」
安「…せやね(笑)」
錦「ところで章ちゃん、幼馴染みおったなんて初耳やねんけど」
安「言うてへんかった??」
錦「言うてへんよ…高校、一緒やった??」
安「いや…、女子高やったから」
錦「やからか…。同い年なんやろ??」
安「せやで」
錦「もっと早よぉ言うてやぁ」
安「ごめんてぇ~。亮、ライバル多いで」
錦「は??」
安「と仲良くなるために渋やん、必死やもん」
錦「俺、彼女と別れたばっかりやで」
安「好きになるのに時間なんて関係ないねんで」
錦「やから‼」
安「まずは、名前から呼べるようならなね~亮ちゃん」
錦「ヤス‼」