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△ Campus Life
第19章 △ Campus Life
ニノ君とはあんなにできなかったことが、翔君とは自然にできる。
「答え、出た。」
ゆっくりと翔君が離れ、私は目を開けると呟いた。
翔君も私の言葉を繰り返すみたいに、呟いた。
「答え、出たな。」
それから自然な流れで手を繋ぎ、指を絡める。
今までもそうしていたかのような、不思議な懐かしさ。
気付いてしまえばそれはとても単純で、今まで見ようとしないでいた方が難しいことのように思えた。
甘さも苦さも、全て知った青春。
三角形の青春。
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