第1章 私の近況報告
そんなこんなで、今日は、ナルト達のスリーマンセルと
私達のスリーマンセルの練習試合の日である。
え?
昨日、あの後どうなったかだって??
まあ、あれだよね。
フラグって一回たったら、タチ悪いよね。うん。
あの後、私は逃げられないことを悟り、
普通にナルト達と同じテーブルについた。
代金はカカシ先生が持ってくれるらしいので、
まあ、1番高いメニュー頼むよね。うん。
その時、隣から感じる視線があったけど、可憐にスルーした。
食べ終わる頃に、ふと甘味処の外を見ると、
見えた。
すっごい砂埃が見えた。
私は、即座に席を立った。
視界の端に、砂埃とともにやってくる
2つのおかっぱ頭を捉えたからだ。
あの2人は、だめだ。
あいつらと関わっていいことが起こる、
なんて気が全くしない。
ていうか、絶対めんどくさいことになる。
「急に、どうしたんだってばよ?さな?」
「急に、用事を思い出して、、、。」
この時、私は、ナルトの問いに答えながら、
足は甘味処を出ようと歩き出していた。
砂埃は、まだ遠い。
っうっしゃぁああああ!!!
と、内心、歓喜していた。
このまま、何事もなく帰宅できる!
そう思っていた頃が私にもありました。
奴らのラストスパートをなめてはいけなかった。
奴らは、私が甘味処を出る前に、
怒涛の加速をみせ、見事、甘味処までやってきたのである。
きらめく汗とともに。
そして、今日に戻る。
今日は、私達の練習試合だというのに、
おかっぱ頭の2人がいる。
汗をふけ。汗を。
私は、心の中で悪態を吐く。
というのも、あの後、おかっぱ頭の2人、、、
すなわち、ロック・リーとガイ先生は、
私達スリーマンセルとナルト達のスリーマンセルの
練習試合の噂を無理矢理聞きだし、
是非、見学させて欲しいと言ってきたのである。
きらめく汗とともに。
こいつら2人、私の予想以上の厄介さである。
私は、ロック・リーと、ガイ先生の危険レベルを
銀髪野郎の次に位置付けることに決めた。
勿論、この判断に対する決め手は、
「きらめく汗」であったことを追記しておく。