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奇跡 【ケロロ軍曹】

第8章 心の傷跡




恵土「えっと;大丈夫?;」

ドロロ「ばくばく)せ///…

拙者も、恵土殿の全てをひっくるめて好きだし愛しているでござる/////」

恵土「!



よかった(微笑)
本当に嬉しいよ^^」

ドロロ「誠でござるか!?//」←すっごく嬉しそう

恵土「頷く)うん^^」


ケロロ「めでたしめでたしでありますな^^」


でもって…

二人が手を繋ぎ合っている中、
(恵土はベッドに肘をついて、
ドロロはベッドの上にいるまま)


それを見守ってから、ケロロは立ち去っていきました…


ただ、二人が想い合う所を見たかっただけだったのでしょうか?



その後…

また…ポツリポツリと言い出しました…


恵土「あのさ…ドロロ…

気分が重くなるかもしれないけど…

聴いてくれる?


言えるの、ドロロしかいないんだ。

そうじゃなきゃ…整理できない」

ドロロ「何でござるか?」

恵土「…」

ドロロ「安心して、話して下され^^」


恵土「私…

あれから、ずっと…一人だったんだ。


それは、知ってるでしょ?」

ドロロ「頷く)しかと聴き申した」


恵土「でもさ…

流浪し続けている間、最初は泣いてさえもいなかったんだ…


私に、涙を流す資格なんてない…

両親を奪った私に、意思を持つ資格もない…


自分なんてものが、いない方がいいんだって…

自分っていうものが存在したせいで
村人たちを、悪いことをした人にさせてしまった…」

ドロロ(恵土殿…)

拳を握り締めながら、目をかたく瞑る恵土を見つめ

ドロロは、そっと頭に右手を乗せて撫でた…


恵土「…それが、とても不甲斐なくて…(ぽろっ)

自分が存在していること自体が悪いんだって…


それ以外、思うことが出来なくなってた…


誰も、それを否定する人なんていなかった…


だから…

そう思う以外、出来なかったんだ…


昔の自分も捨てて、村も捨てて…


村人たちの手がけがれないようにするには…

それ以外、思いつかなかった…」


その思考は、暗闇の中だった…

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