第26章 境界線
恵土「いやな思いもさせたよな;
その「ある人」たちに
いい所もあるって解ってんだよ?;
解ってるんだけど
傷付けられたり、未だに闇から解放されてない敵の
抱き続けている思いとか悩みとかを考えたら
何で知っていても、それを解決しようともしないで
その闇から助けようとも救おうともしないで
自分たちだけで
平気な風に、平和を堪能して
笑って過ごしていられるんだって;
そんな想いが、止められないんだ…;
どんなにいい奴でも、そこだけが…
「人として一番大事」だって
自身が思ってる部分だけが、あぁだから…(ズーン」
そう膝を抱えながら、涙ながらに語る
恵土「ごめんな…
聴いてて、嫌な思いを一杯させて;」
冬樹「ううん。
おかげで、考えさせられたんだ^^
優しさにも、形は色々あるけどさ…
僕にとって、一番いいなって思う形は
恵土ちゃんなんだよね^^」
恵土「え」
冬樹「だって…
一番、敵に寄り添ってくれる
味方にも敵にも、差別することなく向き合って
互いが笑い合っていられるように
幸せでいられるように、全力を尽くしてくれる…
本当に、魅力的だって思うんだ…
だからさ、これからもよろしく^^」
恵土「こちらこそ^^」
夏美「…っていうより、いい所ばっかとってくけどね」
恵土「え;」がん
桃華「無茶をしてばかりで」
恵土「うっ;」ぐさっ
睦実「考えなしにつっこんで」
恵土「あ;」ぐさぐさっ
小雪「人のことばっかりで、自分は後回し」
恵土「うぐっ;」どごんっ!
灯「っていうことは、一言で言うとバカ?」
恵土「ズーン);」
新ケロロ「優し過ぎ」
ケロロ「自分は大事にしない」
ギロロ「たまに抜けてるな」
タママ「大馬鹿野郎^^♪」
クルル「お人好し」
恵土「はああああ;(極大的にズーン」
凄まじい落ち込みよう;
ドロロ「だからいいのでござるよ^^」
恵土「…ホント?;」
そりゃ疑いたくもなりますね;