第22章 再来
ダーク「キィッ…;
キュイイイイイイイイイイイッ!!!!;;」
そんな時…泣き声が響いた…
怒りに染まった、鳴き声ではない…
昔の…ありのままの、元の星で過ごした時…
無邪気に過ごし、笑っていたあの頃を思い返しながら…
数々の、想いと共に…
その涙と共に…
闇が洗い流されていく…
一つの光が照らす中…
想いを乗せた光を受け取りながら…
闇に染まり切っていた龍の体が
白い光輝かんばかりの体へと変わり…
ダーク「キイイイッ!;
キュイイイイイイイイッ!!;;」
元来の大きさ
全長30cmの小さい龍へと、戻った…
小さな体を震わせ、倒れ伏した恵土へ
必死にしがみつき、泣きじゃくり続けていた…
ケロロ「こんなちっちゃい子供の竜だったとは;」
クルル「闇の反応0。正常化したみたいだな」
ギロロ「まったく。
それで、どうするんだ?
こいつ、離れる気がなさそうだぞ;」
そう言いながら、引きはがそうとするも
全く離れようともしなかった…
ダーク「きゅぅ~;;」
ドロロ「恵土殿が目覚めてからでよいでござろう。
おそらく、彼のことを解ってやれるのは彼女であると同時に
彼女の境遇を一番解ってやれるのは、彼。
無理やり引きはがす理由などないでござる」
その直後
ダーク「きゅううううう~!!;」
全てが白い光に包まれ…
光が倒れ伏したままの恵土へ送られ
ダークもまた、意識を失った…
その後…
夏美「随分可愛くなっちゃって(微笑」
冬樹「小さいのに凄いんだ!(微笑」
桃華「可愛らしいですね^^」
小雪「小さぁ~い^^」
キャッキャッと楽しそうに話してたとか…
睦実「はあ。ひやひやさせられっぱなしだよね…
ねえ?クルル」
クルル「くっくぅ~!
俺が惚れた女だぜ?
そう簡単にくたばるわけがあるかよ」
睦実「固まってたくせに(目を瞑りながら微笑む」
クルル「お互い様だろ?(にや」
そんなこんなで…
恵土「すーすー」
ダーク「きゅーきゅー」
ベッドに仰向けに寝る恵土の腹の上に
上に乗りながら丸まって眠るダーク。
ドロロ「…おやすみ^^」
そうして…
ようやく眠りにつくのであった…
晴れ渡る想いの中で…
互いに、笑みを浮かべながら…