第4章 波乱万丈
戦術を話し合って、わいわいと盛り上がる二人に対し
未だに
論点ずれてるでしょうがーっ!と、ぷんぷん怒るケロロ軍曹…
クルル「それに、呑み込みが早くて
使い方を一度見たらマスターしちまうところとかな。
お。進展あったみたいだぜぇ」
ケロロ「え?何?」
そしてモニターを見ると…
恵土「左肩から右腰に背負っているんだ。
左腕の方が利き腕で、右手が利き手だから」
冬樹「へぇ。刀に触らせてもらってもいい?(微笑」
恵土「いいよ^^」
ケロロ「どこが進展あったのさ!?;」
クルル「あの刀…おかしいぜぇ。
地球上の物質でもない上に、宇宙中のどの物質でもねぇ…
解るチャンスかもなぁ」
そして…
手に渡った瞬間…
凄まじい白い光が放たれ…
恵土「!危ない!」
ばしぃ!!
瞬時に、吹き飛ばされた冬樹を受け止めた…
夏美「え!?何で、あの刀が浮いて?」
恵土「…やっぱりか…」
タママ「何がどうなってるんですか?」
恵土「…あれは
選ばれたものしか、触ることも出来ないらしいんだ。
心が清らかで、正しい者にしか見えないだとか…
そう言い伝えられている」
クルル「なるほどなぁ…こりゃすげぇ」
ケロロ「何か解ったでありますか?」
クルル「あれは…
宇宙中の物質全てを一体化させた物質だってことぐれぇだなぁ。
ハッキリ言うと…
エネルギーの、宇宙やら何から何まで作られる前の
最初の状態バージョンって感じだな。
それが物質化して、恵土に引っ付いているんだろうなぁ。
だから、背負うことなんてしなくても自然についてくるんだ」
ケロロ「それが何で地球に!?」
クルル「きっと、世界が形作られる上で残った
たった一つの残骸だろうなぁ。
宇宙中の情報データから見ても、他には存在しない。
相当レアなものだぜ?
認識さえされてもいないんだからな」
ギロロ「そんなものが…」
そうして、モニターを見ると
未だに強く光輝いていた…