第17章 海
ギロロもまた、同様に捕まったみたいで…
後ろ手に縛られ、幹にぶら下げられていました…
ケロロと、二人そろって…
ギロロ「おい、起きろケロロ!」
ケロロ「ん~。もうガンプラを作れない~」
ギロロ「何を寝ぼけているか貴様!」
ゲシッ
ケロロ「何をするでありますか!;(ぷんぷん」
ギロロ「貴様はこの状況を解っておらんのか!!?」
ケロロ「…え?
何で我輩たち宙ぶらりん!!??;」
ギロロ「知るか!!;
気が付いたら、縄抜けが出来ない
特殊な縛り方をされて吊るされていたんだ!・・;」
ケロロ「あ~。
それならまぁ…救援でも待つ?」
ギロロ「一体誰が!
…そうだな。
耳元にある通信機を作動させれば、あるいは…」
ケロロ「ならぱっぱとやろうよ!」
ギロロ「…この状況を解っているのか?;」
両手、塞がっています;
ケロロ「え~と、耳に手を当てれば普通に…
って無理じゃん!!・・;」
気付くの遅い!;
ギロロ「…ケロロ」
ケロロ「?何でありますか?」
ギロロ「動くなよ?」
ケロロ「え?え?ゲェ!!
ゴスッ!!!!
ケロロ「ゲェ~ロォ~・・(チーン」
目を回してます;
今の状況の整理…
縛られたまま、ブランコの原理を利用して揺れながら言い
ケロロの帽子の耳当て部分にある通信機を狙って
ギロロはそこへ、頭突きをぶちかましたのだった…;
ギロロ「聞こえるか、クルル!?」
クルル「ん?どうしたぁ?」
ギロロ「すまんが捕まった。
ここがどこかわかるか?」
クルル「ホテルからすれば、約5kmって所だな。
にしても…夏美の幻影でもみせられたんじゃねぇのかぁ?(にや」
ギロロ「ギクッ!!);//」
クルル「もしや…
裸になろうとしている夏美を見て、後ろにたじろいで
その瞬間に足から罠が発動して、
その直後、背後に忍び寄った敵に殴られて
気絶させられたとかじゃねぇのかぁ?(にやにや」
ギロロ「貴様!見ていたなら最初からそう」
クルル「ただの憶測だぜぇ。くっくぅ~(にや」
ギロロ「うっ////」
見事に当てられ
ものの見事に、ただでさえ赤い顔が真っ赤っ赤です…