第17章 海
森の中…
一人、ひたすら走るケロロでしたが…
あれ?誰か一人、忘れていませんか?
プルルルル♪
ケロロ「あん?誰よこんな時に!
ぴっ
もしもーし!」
走ったまま電話を取り
右耳に当てると、懐かしい声が…
モア「おじさま!
おじさまに言われていた通り
お母様(秋)にも尋ねに行ったんですけど…
それが、とっても忙しいらしくて;
あと5時間は遅れそうです;
っていうか~応接不暇(おうせつふか)?;(汗」
あぁ。秋さんの職場に行ってたんですね^^;
ケロロ「あ~。別にいいって。
連絡、ありがとうであります!
引き続き、終わり次第
ママ殿を、こちらへ連れてくるように!」
モア「了解です!(敬礼」
ぴっ
そうして
通話が終了してからも、走り続けていました…
その頃…
ギロロ「…あいつのことだ。
無心になるため、滝に打たれに行くに違いない。
おそらく、こっちの方だろうな…」
ギロロもまた、走り…
っていうよりも、ケロロ軍曹とは違って
ちゃんと分析して考えてから走ってました…
ケロロ「だぁーもう!どこでありますか!!??」
無計画に走り回ってる軍曹とは、ホント大違い!
その頃…
当の恵土はというと…?
恵土「…そりゃ好きだよ。
そうじゃなきゃ、一緒に居ないはずだろうし。
…だから
…それ以前に、二人は親友なんだからいいじゃんか…
私とは、別なんだから…
でもまぁ、忘れられてるわけじゃないから大丈夫だよね…
話してくるケロロ自身が忘れてないんだし^^;」
そんなこんなで、考えをめぐらせた結果…
恵土「…戻ろう」
元の場所へと戻ろうとする恵土、だったが…
その頃…
ケロロ「あ!ガンプラが落ちてる!(キラキラ)
しかも、特別限定&秘蔵品ーっ!!
もらうっきゃないっしょぉ~!!><♪」
そう飛びつくケロロだったが…
ケロロ「ゲッロォ~ッ!!;
誰でありますか!?
こんな罠仕掛けたのは!!??;(ぷんぷん」
綺麗に縛られて、宙ぶらりんになった直後
ガサッ
ケロロ「ゲロッ?」
ゴッ
足音に振り返る軍曹でしたが、殴られ
気を失ってしまいました…