第3章 長い一日
夕暮れになり
他の皆さんは帰ってしまいました…
そして、恵土もまた
森の方へ行こうとした直後…
冬樹「ねえ、恵土ちゃん。
よかったら泊まっていけば?」
何を思ったのか、誘い出しました
恵土「え。でも…」
夏美「それ以前に、泊まる所ないんでしょ?
泊まっていきなさい!」
恵土「悪いよ;」
夏美「い!い!か!ら!(ごぉっ!!」
恵土「…はい;」
夏美「よろしい^^」
冬樹「ねえ、姉ちゃん。
どこの部屋を使ってもらう?」
夏美「そうねぇ…
余ってる部屋があるから、好きなのを選んでもらったら?」
恵土「…着替えも何も持ってないし…
どうしようかなぁ;
持ち物といったら…
この日本刀と、今着ている衣服だけだし;」
夏美「はいはい。
そういうのは創造の力でなんとでもなるでしょ!」
そう背を押しながら、風呂場へと押し出す夏美
恵土「え?;」
夏美「?どうかしたの?」
恵土「これ、何?」
夏美「風呂場よ?知らないの?」
恵土「…うん;
ちょっと待って。
灯りも天井についてて
ついさっき、箱の中が動いてるように見えたけど…
それって何?;」
夏美「?ライトにテレビでしょ?
あんたの所って、そんなに田舎なの?」
恵土「…うん;
私の住んでる村
人との外交をたったの、江戸時代らしいし;」
夏美「ええ!?;」
で…
恵土「なんだこの奇怪な妖術は!?;」
夏美「ただの水でしょ!;」
恵土「なんだ!?
太陽でも口寄せしたのかーっ!!?;」
夏美「だからただの電灯よ!;」
恵土「何で米櫃から自然とご飯が!?
創造忍術を使えるのかお前たち!」
夏美「だから炊飯器だってば!;」
ぎゃーぎゃー!
数時間後…
そこには、説明を終えて
ソファーにもたれかかっている夏美がいました…