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奇跡 【ケロロ軍曹】

第14章 ドロロの家




ケロロ「冬樹殿…(うるうる」

ギロロ「…言うのなら、今の内だぞ。

後になればなるほど、言うのが辛くなるだけだ…」


ケロロ「うっ;

やだいやだぁーいっ!!;;(大の字)

もっと冬樹殿たちと一緒に居るであります!!;;」

ギロロ「貴様!軍事裁判にかけられてもいいのか!?;」
ケロロ「そんなもん知るか~っ!!

それよりも…もっと一緒に…(声震え)

うわああああああぁぁぁぁぁぁんん!!!!;;;」


大の字になって、駄々をこね

最終的に声を震わせながら泣きじゃくるケロロ


冬樹「ピクッ)…軍曹?」

その泣き声が聞こえていなくとも、感じる冬樹。


ギロロ「…夏美…」


その泣き姿に、ギロロは…

何も言えず、ただ黙っており…

星空を見つめながら、想い人の名を呟いた…


夏美「ピタッ)…ギロロ?

…気のせいかしら?」


それに振り返りながら、感じて止まる夏美。


睦実「…ねえ、クルル。

何か、いうことでもあったんじゃない?」

パソコンに向き合ったままのクルルへ、睦実は尋ねる


クルル「くっくぅ~。気のせいじゃねぇか?」

片手を口に当てながら呟くも…


睦実「言いたくないのなら、言わないでいいよ。

解ってるから(微笑」

クルル「解ってるなら聴くなっつぅ~の。

くぅ~っくっくっくっ!(微笑」


どこか、嬉しそうな顔をしながらパソコンを叩くクルル…


その姿を見つめながら、睦実は…

星空を見つめていた…


タママ「…モモッチ…」

桃華「タマちゃん、大丈夫…

また、会いに行けるから^^」

タママ「モモッチィ~!!;」

桃華「タマちゃん!^^;」


涙を流しながら、別れを惜しみ合う二人…



小雪「…ドロロ…」


その別れを惜しむ姿を見つめ、それから察し…

思わず、星空を見つめながら呟く…



ドロロ「小雪殿…

小雪殿にも、済まぬことを…」


恵土「また、会いに来れるよ…

永遠の別れじゃない。


また力を使ってでも来れる…

生きてさえいれば、また会えるんだから^^」


その言葉とは裏腹に、辛そうな顔をしながら微笑む…



それに対し…

ドロロ「そうでござるな^^;」


そう同様に微笑むドロロだった…

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