第14章 ドロロの家
そして、恵土の通信機を
その手の上にのせたまま、見つめながら…
ドロロ「…(拳握る」
何を思ったのか、それを強く握り締め
ばぁん!!
自室の扉を勢いよく開け
恵土のいる部屋へと、凄い勢いで走り出しました…
恵土「…星空か…
綺麗な星々だなぁ…
これに関しては
地球で見るのと、大差はないんだn
ばぁん!!
恵土「!」
ドロロ「はあ…はあ…はあ…」
言葉の途中で、凄まじい勢いで開け放たれる扉…
それと同時に入ってきたのは…
息を荒らしながら、肩で苦しそうに息をし
なんとか立ったまま、両膝を両手で掴むドロロだった…
恵土「どうしたの?ドロロ…
そんなに全力疾走したら苦しいんじゃ;」
そう心配そうにいう恵土だったが
突如、そのベッドに飛び乗るドロロ
恵土「!しまった!ここではゼロロだった!;)
ゼロロ?」
ドロロ「恵土殿…はあ、はあ…
今は、離れ離れになったとしても…
絶対に、恵土殿の下へ帰ってくるでござる!
絶対に…
再び、ペコポンへ帰ってくるでござる!
…だから…
…だから……」
その両肩を両手で掴み、言い続けるドロロ
ドロロ「拙者は!
恵土「ありがとう、ドロロ^^」
ドロロ「!」
恵土「…その気持ちだけで、本当に嬉しいよ(微笑)
大丈夫だよ…
ずっと待っている…
もし会えなくても、一人でも…
一緒に居てくれた、その日々が何度でも私を温めてくれる…
短い間だったけど…
それでも、掛け替えのない想い出だから^^(涙」
ドロロ「…恵土殿っ…(涙目」
涙で滲んだドロロの目を見ながら
満面の笑みを浮かべて、はっきり言う恵土に…
ドロロは、目が涙で滲みながらも…
その目を閉じ、><と言った感じになりながら
その恵土へと抱き着いた…
涙をこぼしながら…
月夜の中、満面の笑みを浮かべる二人…
ドロロ母「…^^」
それを扉のすぐ近くにいた母親も、満面の笑みを浮かべる…
一つの月が輝く中…
各々の心に巣食っていた闇夜が晴れていく…
確かな、想いと共に…