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【暗殺教室】これでも私は

第3章 変わる心境


  
  茅野カエデ視点

「あっ!一ノ瀬さん返ってきた」

教室のドアを開くと共に発せられた第一声。

「お帰り。鶫ちゃん。カルマ君、どうだった?」
「赤羽業はタコが来たから、任せてきた。熱が高いのは気になるが、あのタコが一緒なのだから、問題ないだろう」

ただいまは言ってくれないのか。なんかちょっと悲しい。

「そっかぁ。殺せんせーがいるなら大丈夫だよね」
「…………」

沈黙が苦しい。だから、なんとか話題を探す。

「それよりもさー、さっきのお姫様抱っこ凄かったね!」
「それなー。ちょっとカルマ可哀相だったよな」

私の言葉に乗って来る前原君。確かにあれは哀れだった。

「何故赤羽業が可哀相なんだ?」
「へ…………?」

皆ポカンとして鶫ちゃんを見る。

本気で言ってるのかな。だとしたら相当常識無いかも。

「だって私は赤羽業を落とさなかったぞ。ちゃんと保健室まで運んで寝かせた。それのどこが可哀相なんだ?」

…………これは本気だ。全然分かってない。

「でっでも、自分より背の低くて、力の弱い女の子にお姫様抱っこだぞ?嫌に決まってるだろう?」
「どういうことだ前原君。私が力の弱い女の子だと?現に君達より力はある」

自慢げにそう言う様は子供っぽい。

まあー普通は175cmもある奴なんて持てないけどさ。

「分かったぞ!あれだな。私が年下の女の子に、しかも自分より身長の低い子に、持ち上げられているのと、同じだということだな!」
「まあ、だいたいそうゆうこと」

もう諦めよ。何を言っても無駄な気がする。

「そういえば、一ノ瀬さんって暗殺者だったの?」

渚が尋ねると鶫ちゃんはとぼけた顔をする。

「言っていなかったか?」
「言ってないよ!!!!」
「あれ…………?すまない。ちゃんと言うべきだったな」

誰も怒っちゃいない。だって皆、薄々気づいてたもん。

「別に良いけどさ。でもなんか、心強い仲間が出来た!って感じだよな」
「仲間…………」
「なんだよ、嫌なのか?」

小さく呟く。それに不安を憶え、杉野君が聞く。

「いや、嬉しい。だが、その…………私なんかが仲間で良いのか?」
「へ?何言ってんの?」

途端に口ごもって、そんなことを聞いてくる。

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