藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第8章 ♡Story32♡ ふたりっきりの密室
そして荷物をまとめる。
「よいしょ、っと!」
「百合ちゃん、重くない?」
「大丈夫ですよ!行きましょうか。」
「そうだね......さっきの音、棚から物が落ちたとかじゃないね......」
「そうなんですか?」
「うん......って百合ちゃん、前見えてる?(苦笑)」
「ぎりぎり見えてますよ(笑)」
「やっぱり俺が持とうか?」
「いえいえお気になさらず(笑)」
(にしても、さっきの音はなんだったんだろ......)
百合と柊は家庭科室を出ていこうと、ドアを開けようとするが......
ガチャガチャ...
「あれ?おかしいなぁ......」
「どうしたの?」
「っドアが開かないんです!」
まさかのドアが開かないという事態に陥ってしまった。
「ぇ、そんなはずは......」