藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第8章 ♡Story32♡ ふたりっきりの密室
「ふぅ......ここにずっといるのもあれだし僕達はそろそろ出ますか?」
「そうですね、俺ら大分居座っちゃったからね(苦笑)
......廉君達はまだいる......」
「......北山先生はそんなに気になるんですか?」
「だって横尾先生、廉君って柊君の方応援してるんですよ!?」
「そりゃあ同じバンドの仲間ですから、
見知らぬ人よりメンバーの方を応援するでしょう(苦笑)」
「ぬうぅぅ......二人を行かせたのは廉君が要因だからなぁ......」
「......。」
(また俺の方見てきてやんの......何なんだよ、このチビ。)←
「廉さん廉さん!」
「っんだよ美男......」
「5時半からキャンプファイアーをやるみたいです!」
「それがどうかしたのか?餓鬼じゃあるまいし、
そんくらいではしゃぐn..「違うんですよ廉さん!」......あ?」
勇気はプログラムを広げ、廉に見せる。
「ここ!キャンプファイアーをやるのと同時にフォークダンスもやるんですよ♪
これ!二人の距離をさらに縮めるチャンスですよ!」
「フォークダンスってあれか?男と女が踊る......」
「そうそう!これよくないですか!?」
「ふぅん......悪くないんじゃねぇの?」
「よし!柊さんが戻ってきたら早速知らせないと♪」
勇気はノリノリ。
「なんかワクワクします!」
美男もノリノリ(笑)
「......。」
(こいつら、すげぇ楽しんでるな......)
「......マ、ジ?」
「みたいっすよ、ほら!......って北山先生、何固まっているんですか(笑)」
「っ藤ヶ谷先生!」
「はい?」
「ぜぇぇぇったい柊君より先に百合ちゃんを誘ってくださいよ!?」
「まだやるって決めたわけじゃ......」
「だって廉君達だったら絶対二人をくっつける為にやらかしますもん!」
「完全に敵意むき出しですよ北山先生......(汗)」
(藤ヶ谷先生より敵意むき出してどうすんの(苦笑))←
「っマジかよ......」
「っどうしようか?」
一方その頃陸達は不穏な空気になっていた。