藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第26章 ♡Story49♡ グアム旅行
「っ百合!しっかりしろ!」
「......げほげほっ!げほ!」
「っ百合!」
「っ、ぅ......太、輔?」
百合はゆっくりと目を開け太輔に視線を送った。
「ったくばか......お前本当に人騒がせなんだから......」
「っごめん、なさい......なんか足場踏み外して、
そっから訳がわからなくなっちゃって......」
「......わかった、とにかく今は向こうで休もう。」
百合を抱き上げ太輔はシートが敷いてある場所まで歩いて行った。
「っ自分で、歩けるよ?」
「また途中で倒れられたら厄介だっつーの。
こういう時にだけ変な気つかわすな。」
「......ごめんなさい(苦笑)」
「はぁ......お前、外出禁止にするぞ。」←
「っそれヒド!」
「百合さん、無事意識を取り戻してよかったですね(微笑)」
「ホントお騒がせやだな......まぁ餓鬼だから仕方ねぇか......」
「でも無事で何よりですよー(涙)」
「ホント、あのふたりはどこまでもお似合いだよ(苦笑)」
「お前、嫉妬しなかったのかよ(笑)」←
「どアホ。←
もうする訳ねぇだろ。」
「「「口悪っ!」」」
そして太輔はゆっくりと百合をシートの上に座らせた。
「ありがとう太輔。
身体大分楽になったよ!」
「俺も一回、溺れたことあったけどな......」
「あれ、私のネックレスを探してくれた時のでしょ?
北山先生言ってたけど、身体疲れる限界まで探してくれたんだってね......」
「北山先生に無理しすぎって言われたけど、どうしても見つけたかったからな......」
「そこまでして探してくれて、ありがとう。
あの時本当に嬉しかったよ?でも、あの時はしょうがないとは言え酷いこと言ってごめん。
せっかく見つけてくれたのに......」
_ポンッ...
「っ!」
「お前が無事なら、それでいい......」
「......ありがとう、太輔(微笑)」
「おーい、おふたりさん。」
「「っ!?」」