藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第26章 ♡Story49♡ グアム旅行
「......無難なオレンジとグレープにしておくか。」
太輔は現地の硬貨を自販機に入れ、ジュースを買った。
その一方の百合...
「海風気持ちいい~♪」
百合は海風にあたりながら岩の上に座っていた。
「こんな中泳いだなら気持ちいいんだろうなぁ♪」
すっかり上機嫌な百合は浮かれモード。
「オマエニホンジン?」
「へ!?」
突然後ろからカタコトな日本語で声をかけられ驚く百合。
後ろを向くと若い外国人、恐らく現地の人だろうと思われる人物が立っていた。
(いつの間に!?)
てっきりビーチには自分と太輔だけだと思っていた百合はびっくり仰天。
目をぱちくりさせた。
「キミ カワイイ」
「あ、どうも~(苦笑)」
(おい待て待て、この感じはまさかの......)
「コレ ワタシノバンゴウ コウカンシマショ」
(やっぱしー!)
「あーえっと......そういうのはお断り中でーす(苦笑)」
「ナゼデスカ?」
「いやぁ......彼氏がいるもので(苦笑)」
_キョロキョロ「カレシナンテ イマセーンヨ?」
「......。」
(いやいやいるんですってば!(汗))
「......おい。」
「ナンデショウカ?」
_ハッ「た、太輔!?」
(なんとも絶妙なタイミング(苦笑))
男の後ろにはジュースを持っている太輔の姿があった。
その様子は苛立ちを帯びてるようにも見えた。
「ハテ?アナタハダレデショウカ?」
「何ってそいつの彼氏だけど。」
「キューン...!」←
(初めてそう言ってくれた......!パァァァ...)←前シリーズの最初あたり参照w
「カレシデスカ?」
「だからその手どけろ(怒)」
_ビクッ「っ!?」
「......(汗)」
(わぁさすが元ヤーン、コワイデース......汗)
思った以上に感情的な太輔をタジタジと見る百合。
「失せろ(睨)」←※元ヤン出てます
「ス、スイマセンデシタ!」
男はあっという間にその場から走っていった。
「......ったく(怒)」
「......(汗)」