藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第26章 ♡Story49♡ グアム旅行
「まぁ素人はこんなもんだから大丈夫!
これがプロの人だったらね......」
「あーはいはい!言いたいことはわかった、俺をカメラマンと一緒にすんな。
お前、モデルなだけあって写真写りにこだわるな......」
「そりゃあ人気モデルですから☆」
「自分で言うなよ、事実でも。」
「一応私が人気だっていう自覚あるんだね(笑)」
「あんだけ騒がれればな(苦笑)
ちょっと海に足浸かってみるか?」
「うん!」
百合は走りだし波打ち際に足を置いた。
「水もきれ~♪」
(昼間だったらもっと透き通っているんだろうなぁ......)
百合が海に浸かっていると太輔も海に足を浸からせた。
「見てよ太輔!水がめちゃ透き通ってるの!」
「ホントだな。そう言えば言い忘れてたんだけど、」
「ん?どうしたの?」
「チェックインするときホテルの従業員が言っていたんだけど、
日本人はよくナンパされやすいって言ってたからお前も気をつけろよ。」
「ナンパ?」
「日本人は騙されやすいで有名だからな(苦笑)
ともかく、単独行動する時は気をつけろよ。」
「はーい。
でもナンパする人いんのかなぁ(笑)」
「......お前、そんなのんびりしてると本当に狙われるぞ。」
「はーい(笑)」
「......。」
(こいつに危機感ってもんはねぇのかよ......汗
現に過去に何度かこういうのに巻き込まれてるにも関わらず......
コイツに単独行動させんのは明らかに危険だな。)
「なんか喉渇いちゃった!ちょっと自販機でジュース買ってくる!」
「俺が買ってくるか?
お前の初日からのテンション見てっと明らかに体力が心配なんだよ(苦笑)」
「私は元気だよ!」
「ホント、元気の塊だな。でも俺が買ってくるよ、俺もなにか飲みたかったところだし。」
「じゃあお願いしまーす!」
「......すんなり言うんだな(汗)」
「だってそっちが言ったんじゃん!だからその言葉に甘えただけですよーだ!」
「わーたよ(苦笑)
じゃあちと行ってくる。」
「いってら~♪」
こうして太輔は自販機にジュースを買いに向かった。