藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第25章 ♡Story48♡ クリスマス
並んで30分、やっと二人の順番までやってきた。
「いってらっしゃいませ~♪」
(まさか今のお客さん......玉森百合ちゃんと藤城柊君!?)←
係員のお姉さんにも勘付かれつつ観覧車に乗ったふたりは一安心。
「ふぅ......なんか異様に長く感じた(苦笑)」
「正体隠すの必死だったもんな(苦笑)
にしても、絶対一部の人は藤城君と勘違いしてるよな......」
「だろうね(笑)
だって見事に瓜二つだもん!」
「......。」
「確か藤城さん達もね、メンバーさん全員で海外旅行行くんだって!」
「へぇ......LAとか?」
「どうだろ......まさか同じグアムってことはないとは思うけど(笑)」
「......そういうのある意味フラグだから止めろ。」←
「......フラグかぁ(苦笑)
でも同じとこで鉢合わせるってことはないとは思うよ!」
「......。」
「あ......フラグ言っちゃった?(汗)」
「かもな。」
「......黙ります。お口チャック!」←
「口チャックするほどじゃねぇだろ......」
「......。」
「......おーい。」
「......。」
「なんか喋れよ......」
「......。」←
「......おい(怒)」
「......。」←
「いい加減にしろや(怒)」
_ビクッ「ひゃいっ!?」
やっと喋った?百合。
「そこまで驚くか?(苦笑)」
「だって......元ヤンだけなあって怖い(涙)」
「......。」
こんなやり取りをしている間にも観覧車は頂上までやってきた。
「......あ!みてみて太輔!
クリスマスツリーとスカイツリーが一緒に見えるよ!
......あ!向こうに東京タワーもある!!」
「ちょい落ち着けよ(苦笑)でも、凄く綺麗だな......」
「うん!これが夜景だったらもっと最高だよ!」
「予約したレストランからも、景色が見渡せるはずだからそこにでも期待しておけ。」
「っマジで!?」
「あぁ、ちょうど端の窓側が空いていたから、そこに予約しておいた。」
「いいねぇいいねぇ!♪」