藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第25章 ♡Story48♡ クリスマス
『了解!
1週間の休みが欲しいってことでいいかな?』
「はい!」
『オッケー!社長の許しもすぐ出ると思うよ!
グアム旅行、2人で楽しんできて!♪』
「ありがとうございます(笑)
皆さんにもお土産買っていきますね!」
『ありがとう(苦笑)
そう言えば、クリスマスプレゼントは何渡すの?(笑)』
「太輔にマフラーあげようと思って!
今編んでるとこです(笑)」
『わお!手作りマフラーいいね♪
にしても完成できそうなの?(苦笑)』
「大丈夫ですよ!もう少しで完成しちゃいますから!
今日、太輔と外出しようと思って......それで、
いいところを見計らって渡そうって思ってます!」
『がんばって(笑)
じゃあ早速、社長に伝えるね。』
「お願いします!」
『了解、じゃあまた!』
こうしてふたりは電話を切り、百合は急ピッチでマフラーを編み始めた。
「ふふ♪
ぜーったい驚かせてやるんだから!」
その頃の太輔はというと......
「百合のクリスマスプレゼント、何にすっかな......」
どうやら太輔は百合のクリスマスプレゼントを買うために出かけたらしい。
「......あ、そう言えば......」
_とある日
『わぁ......このブーツ可愛い!
でも今買う予算がないしなぁ......まぁいいや!』
ブーツが欲しいって、言ってたな......
確か店は、この近くだったな。
太輔は百合と以前来たお店に足を向けた。
「たしかあのブーツ、人気商品って言ってたよな......
あれ、あんのか?(苦笑)」
ちょっと不安に思いながらもお店の中に入った。
「いらっしゃいませ!
彼女さんへのクリスマスプレゼントですか?」
「あ、はい。以前見つけたブーツで......」
女性向けのお店なわけで、即彼女へのプレゼントだとわかったらしい。
店内にはカップル連れもチラホラと居た。
「ブーツ、ですかぁ......あ!もしかして......これですか?」
店員さんはとあるブーツを手にとった。