第24章 ♡Story４７♡　大運動会

「っこれ、わざわざパスしながら運んでいくのか......(汗)」



「そりゃあペア戦だからね、
一人で運ぶんじゃつまんないんでしょ(苦笑)」



『こちらのボール運び、お互い足を縛っている状態ですから
かなり密着しバランスが大変そうですね......さて最初から難易度が高い競技となっております！
各チームクリアなるでしょうか！』



そしてスプーンを加えスパーボールをスプーンの上に置いた。



そっからは前に進みながらお互いボールを回さなくてはいけないので



なかなか息を合わせるのは難しい。



「っ......」
(顔近い...///)



百合は何故か照れてしまいボールを地面に落としてしまった。



「っば！何落としてんだよ......！」



「っわざとじゃないし！そんなことより、ボール拾わなi..＿ｽﾞﾃ！...ふぎゃ！」←



「っちょ！」



誰かひとりでも転ぶと一気に身体のバランスは崩れる。



そんな中百合はボールを拾う際バランスを崩してしまった。



そして巻き込まれた太輔も一緒にバランスを崩した。



＿ズテン！



「「っ......」」



ふたりは揃って転んでしまった。



『っなーんと！１位に順位をつけていた中居チーム転倒！
しかも男性は玉森百合の下敷きになっております......』←



「っいたたた......ごめん太輔(苦笑)」



「っそんなことより、早くどけろよ(苦笑)
この体制きつい......」



百合は太輔に覆いかぶさるように倒れこんでいたので太輔は少々身動きがとれない。



『まさかの押し倒し！
ドラマや漫画で見たことあるようなシチュエーションです！』←



ふたりはなんとか立ち上がり再びスプーンを加えボールをゆっくりと運んでいった。



先ほど大幅なリードをしていたため差はなんとか持ちこたえた。




『中居チーム無事クリア！
第二難関に挑みます！次は大縄跳び、どちらかひとりでも躓くとやり直しとなります！』



「またハードルが......(汗)」
(これ一般人にやらすなよ！)←



「......っよし！いち、にのさん！...で行くよ？」



「お、おう......(汗)」
(めちゃ冷静......)