藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第23章 ♡Story46♡ 戻った日常
_マンション
「ねぇ!また太輔が作ったレモンティー飲みたい!」
「レモンティー?
まぁいいけど......急にどうした?」
「ううん、前に櫻井先生が作ったレモンティーを飲んでね?」
「俺のより美味かったんだろ、どうせ。」
「っそういうわけじゃないけど......
なんか太輔が作ったレモンティーが凄く恋しくなったの!」
「ふぅん......別に、構わねぇぞ。」
「やった♪」
百合はテンションを上げたままエレベーターの中に入っていった。
「ったく(苦笑)」
「またまた久しぶりぃ!
早く入ろ!」
「だから急かすな、今鍵開けっから......」
鍵を開けふたりは中に入った。
「私がいない間、寂しかった?」
「っ......正直に言えばな。」
「ふぅん(笑)」
「だから何だよその顔......レモンティー作らねぇぞ。」
「っごめんごめん!お願いまします(苦笑)」
「ったく、じゃあ適当に座ってろ。」
「はーい!」
こうして太輔はレモンティーを入れ始めた。
そんな様子を百合はじっと見ていた。
「......っおい、そんなにジロジロみんなよ......」
「いいじゃん別にぃ(笑)」
「......。」
こうしてレモンティーは完成し......
「ほら、熱いから気をつけろよ。」
「うん!ありがとう太輔!」
百合は太輔からレモンティーを受け取った。
そしてふたりはソファーに座り一段落。
「ふぅ...ふぅ...ふぅ..._ゴクッ...美味しい!♪」
飲んで早々百合は頬を染めた。
_ゴクッ「どうだ?今回のレモンティー。」
「凄く美味しい!久々に飲んだっていうのもあるから凄く美味しいよ!」
「ならよかったよ。」
_ゴクッ「......ふぅ!心が安らぐ♪」
「......。」
(レモンティーひとつで、ここまで喜ぶとは......苦笑)