藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第23章 ♡Story46♡ 戻った日常
_ギュッ...
「っ......」
太輔は百合を引き寄せるように抱きしめた。
「......明日は日曜だし、ゆっくり二人で話でもするか?」
「っうん......!
そうする(微笑)」
「でも今日はもう遅いから、ゆっくり身体休めろ。
さすがに今日は疲れただろ?」
「うん、演説とかすごい緊張したもん(苦笑)
じゃあ太輔、おやすみ(微笑)」
「おやすみ、百合。」
「......(微笑)」
そして百合は安心するかのように太輔の胸の中で眠りについた。
太輔はそっと百合の頭を撫で......
「本当に戻ってきてくれて、ありがとな......百合」_チュッ...
太輔は百合のおでこに軽くキスを落とし目を閉じた。
ふたりはお互いを確かめ合うように抱き合っていた。
_翌朝
翌朝先に目を覚ましたのは太輔。
「百合、まだ寝てんな......」
時刻は朝6時、無理して起こすような時間帯ではない。
それに今日は日曜日。
「......さすがにじっとしてるのもあれだし、何か朝ごはんでも作る支度するか。」
(何でもかんでもやってもらうわけにはいかないしな......汗)
太輔は起き上がろうとした時...
_ギュム...
「ん?」
起き上がろうとした時、服を少し引っ張られるような感覚に襲われた。
後ろを見てみると、まだ眠っている百合が太輔の服の裾を握っていた。
「......お前、起きてんのか?(苦笑)」
「ムニャムニャ...ずっと、一緒......
太輔......すきぃ......」
「っ......」
(っ寝言......?)
「どこにも、行っちゃだめ......」
「......。」
百合はどうやら太輔の夢を見ているようだった。
「ったく......だから俺はどこにも行かねぇっつうの......」
太輔は百合の頭を撫でた。
そして掴んでいた手をゆっくりと外しベッドの中に入った。
「......お前の目が覚めるまで、一緒にいてやるよ......」